任意の場所に襖で仕切られた小部屋を設営する。各小部屋には番号と陰陽の属性が割当られている。
部屋には卦立て装置(占い機)が設置されている。観客は室内に入り占う。
占った結果は次の部屋の番号。観客はそれに従い移動し、移動先で再び卦立て装置を用いて占う。
この操作を6回繰返す。
占ってきた6部屋の並びそのものが観客自身の卦(占いの結果)として示される。
- 最初に入る部屋は正面から選ぶ。入口で「卦立て札」「部屋割り札」を受け取る。入室後、卦立て。結果は次の部屋の番号。「卦立て札」からは次に行くべき部屋番号を読み取り、部屋の配置は「部屋割り札」を見ながら把握する。
- 移動して2回目の卦立て。
- 経路に襖が無く現在地から直接移動できない場合がある。そのつど新しい入口から目的の部屋へ向かわなくてはならない。
- 卦立てと部屋移動を6回行う。移動先の履歴は「部屋割り札」に記入。退出後その経路から自分自身の卦を読み取る。
小部屋の寸法はH1850mm、w1800mm、D1800mm。卦立装置の高さは6000mm。卦立て装置は天井などを利用して固定される。
各小部屋には襖による出入口が設けられる。4面のうちどこを開口させるかは任意に決められる。
開口しない壁面があるため、部屋によっては直接移動できない。別の入口を探しながら歩く。
個々の部屋が卦立ての装置であり、その集合した全体も卦立ての装置となる。部屋にあらかじめ割当られている陰陽の属性を6つ並べることで操作を行った観客自身の卦が導かれる。